ベランダ・バルコニーの屋根材ポリカナミイタの留め方
街の屋根やさん八尾店です。2018年の台風21号は記憶に新しく、2020年現在八尾市ではほぼ復旧出来たと思われます。しかし昨年突風によって被害に遭われた方も居られますので、毎年どうなるか分かりません。今回は被害になりやすいバルコニーの屋根に付いてお伝えします。よく波板が飛んだ、バタバタ音が鳴るなどご相談を受けます。原因としてはフックが割れて飛んだ事で、固定されなくなって飛ばされたり風に揺れて音が鳴ります。
例えばこちらのお家です。2階建てのベランダ部分にアルミの柱とフレームで屋根が付けられています。波板の屋根は波板に穴を開け、プラスチックのフックを通して横に向けることで、アルミのフレームに引っかかり固定されます。
アルミのフレームの場合、壁際はコの字のフレームに差し込みます。上下を差し込むタイプもあり、上下差し込んでいる方が飛びにくく揺れにくいのですが、こちらは上だけ差し込んでフックで留めています。下のフックが飛んで行くと波板自体が風を受けて飛ばされやすくなります。
しかし最近のフックは改良されて、耐候性に良くなっています。以前は先ほどの写真の様に真っ白なフックしかありませんでした。真っ白なフックは経年劣化で割れやすいイメージがあります。今はフックの色もブロンズやクリアーといった、波板の色に合わせたフックを選択できます。
波板・フック共によくなってきていますが、経年劣化はします。日当たりの良さや風を受けやすい所では想像もつかない事が起きます。実際台風の時アルミのフレームが壁から抜けて、飛ばされたお家があります。しかしそれも稀なケースなので、変色してきたり音が気になりだしたらご相談下さい。
こちらのお家も2階のベランダに屋根を作っていますが、こちらは鉄製の手すりと壁に木材を固定しています。木製の骨組みに通すをする事で、雨や湿気・気温から保護しています。しかし木材の為腐食して木が割れてくる事があります。費用を抑えるにはいいのですが、耐久性を考えるとアルミの方がしっかりしています。
木材を使用している為、以前は波板を固定する為にプラスチックの傘の付いた釘を使っていました。プラスチックの傘は経年劣化すると割れ、釘だけになっている場合があります。釘の頭は細く波板が風に揺れるとすり抜ける事があるので、今はほとんど使われていません。
今木下地用に使われているのが、波板ビス木下地用です。ネジのついたビスタイプで、しっかした傘とスポンジが付いている事で、木材にビスが入り込んで固定します。
ネジなのでインパクトドライバーで固定します。作業性も良くしっかり固定されるので、木下地の時は安心です。むしろ今釘打ちの波板になっている方は、次張り替える時は波板ビスをおススメします。
こちらも波板の屋根なんですが、今までのプラスチックのフック・木地用ビスときて一番波板が飛ばされにくいのがこの留め方です。波板のフレームは鉄パイプで出来ています。
写真の様に鉄のパイプに引っ掛けて、波板の上は鉄のワッシャーとナットで締め付けます。締めすぎると波板がへしゃげてしまうので、締め付け加減が大事です。一つネックがあるとすれば、ネジ山が雨にさらされる為、張替の時に外れにくい事ぐらいです。
波板の留め方もフレームによって様々です。ベランダのテラスであればポリカーボネート板のオシャレなテラスもあります。テラスは屋根の上から固定するのがほとんどですが、ポリカーボネート板をフレームの下から取り付けるタイプもあるので、テラス屋根を取替・修繕をお考えの方は、街の屋根やさん八尾店までご相談下さい。
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