飛ばされたベランダテラス屋根のポリカーボネート板貼替
台風によって飛ばされるのは、瓦や波板だけではありません。しっかり留まってそうでも飛ばされたのが、テラスやカーポートに使われているポリカーボネート板です。イメージ的に波板はフックで留めているのでフックが割れると飛びやすい。土葺きの瓦は乗っているだけだから隙間に風が入り込んで飛ばされる。でもテラスやカーポートは、留め方は分からないが見た目になんかはまり込んでいて、しっかりしてそうだから飛ぶはずがないとおもっていませんか?確かにポリカーボネート板がフレームにしっかり留まり過ぎて、フレームごと飛んだお家もありました。テラスの形状や留め方で経年劣化で強度が変わるのかもしれません。今回はテラスのポリカーボネート板を張り替えながら、紹介したいと思います。
フラットタイプ。
まずは2階のベランダに付いてあるテラス屋根です。右端のポリカーボネート板が飛ばされました。ベランダいっぱいの幅に取り付けられていますが、左側で隙間が開いていた為、ベランダに脚立を立てて作業出来ました。
ポリカーボネート板の場合、固定は細長いプレートで押さえつけています。こちらのテラスはゴムの付いたプレートをビスでフレームに固定しています。上下はゴムのパッキンを入れて差し込んでいます。
ポリカーボネート板はYKKのトーメイマットです。プラチナステンのフレームにマッチしています。
アールタイプ
先程と違って先端が下に向いています。こちらのポリカーボネート板は何枚かそのまま飛ばされ、この部分では割れていました。
こちらも上下はフレームに差し込んで、プレートで止まっていました。なぜかプレートはそのまま残って、板だけ飛ばされました。
先程と違ってプレートを留めているビスが少ないです。ビスが打ってあるのは上下1ヵ所ずつの2本、その分フレームに食い込む様にはまり込んでいました。
ポリカーボネート板はYKKのスモークブラウンです。出来るだけ元の色に近い物を選択しました。各メーカーそんなにカラーバリエーションがある訳ではないので、一枚だけ張替てほしいとなった場合は、経年劣化による色あせや汚れで目立ってしまうかもしれません。
またテラス屋根のポリカーボネート板や波板の張り替えでは、たとえ1枚であっても足場を必要とする場合がございます。全て貼替であれば、端から張り始めて最後の一枚は梯子で施工となります。この場合は足場代が掛かりません。今回の場合一番端なのですが、大屋根の軒下に入り込んでいる為、正面から手が届かず固定できません。また側面は梯子を直角にしないと立たない為作業出来ません。奥まっている路地で高所作業車も侵入出来ない事から、足場の費用が掛かって取替させて頂きました。
ポリカーボネート板は波板の様に直接穴を開けてフレームに止まっている訳ではなく、フレームにはめ込んだ板をパッキンの付いたプレートで押さえつけて固定しています。その為ゴムのパッキンの劣化によって押さえつけが緩くなると、下から吹き上げる風に負けて飛ばされる事があります。また硬化した板は物が飛んで来て当たると割れる事があります。
もしかしたら飛ぶかも?なんて心配されていましたら、遠慮なくご相談下さい。無料点検させて頂きます。
9時~18時まで受付中!
03-3779-1505