2026.02.19
吉岡(代表):お疲れ様!昨日は久々にジムで胸筋追い込んだから、今日はパソコン打つ手がちょっとプルプルしてるわ(笑)。 山田(営業):お疲れ様です社長!僕は週末のゴルフコンペに向けてイメージトレーニングだけは完璧です(笑)。さて、今日は藤井寺市へ現地調査に行ってきた件の報告ですよね…

念願の中古物件を購入し、これからの新しい生活に胸を膨らませていた矢先のこと。内装リフォーム中に突然発覚した「雨漏り」。お客様は、現在入っているリフォーム業者に相談したところ、信じられない言葉を耳にしました。 「屋根全体を張り替えないと無理ですね。費用は120万円かかります」
新しい生活のための資金計画が大きく狂う、120万円という高額な見積もり。お客様は深い絶望と不信感に襲われました。「本当に全張り替えが必要なのか?」「足元を見られているのではないか?」。夜な夜な一人でスマートフォンを握りしめ、「池田市 屋根リフォーム 不安」「屋根 修理 騙されない」といったキーワードで検索を繰り返す日々。孤独で不安な心理状態だったとお聞きしました。
さらに、お客様の心には強い葛藤がありました。「地震のニュースを見るたび、屋根は軽くした方がいいと思う。でも、せっかくの立派な瓦屋根の断熱性や、和風の美しい外観を捨てるのはもっと悲しい」。重い瓦への恐怖と、瓦の良さを残したいという二律背反の板挟み。顔の見えないポータルサイトや、強引な営業をかけてくる訪問業者に対し、完全に人間不信に陥っていたのです。
そんな中、当店の「数値と事実に基づく施工事例」をご覧いただき、藁にもすがる思いでお問い合わせをいただきました。私たちKチームの使命は、お客様の悲痛な叫びを「正確な診断」と「確かな技術」によって、安心へと変えることです。





現場にお伺いした際、お客様の表情には「また高額な請求をされるのではないか」という強い警戒心が滲んでいました。私はまず、屋根の状況を徹底的に調査しました。屋根材全体を歩き、目視と打音、そして小屋裏(天井裏)からの漏水経路の確認。そこから導き出された「事実」は、他社の120万円の見積もりとは全く異なるものでした。
平場の瓦(屋根の広い面を覆う瓦)自体には、割れや深刻な劣化は見られず、まだまだ現役で雨を弾く十分な性能を保っていました。問題の核心は、屋根の頂点である「棟(むね)」に集中していたのです。長年の風雨と紫外線の影響で、棟瓦を固定していた内部の「葺き土(ふきつち)」が完全に風化し、パサパサの砂状に劣化していました。ここから雨水が侵入し、内装へと到達していたのが雨漏りのメカニズムです。
「お客様、ご安心ください。屋根全体を120万円かけて張り替える必要はありません。原因はこの棟部分のみです。ここを新しく造り直す『棟取り直し工事』を行えば、雨漏りは完全に止まりますし、費用も大幅に抑えられます」。私が撮影した証拠写真をお見せしながら、漏水のメカニズムと必要な修繕範囲を論理的に説明した瞬間。お客様の強張っていた肩の力がスッと抜け、安堵の表情に変わったのを今でも鮮明に覚えています。私たちは、不要な工事は一切提案しません。必要な箇所に、必要なだけの技術を注ぎ込む。これがKチームの絶対的な基準です。
お客様が抱えていた「地震への恐怖」と「瓦を残したい」というジレンマ。これを解決するのが、今回の「棟取り直し工事」の隠れた最大のメリットです。 昔の日本家屋の屋根は、大量の「土」を使って瓦を固定していました。写真をご覧いただくとわかるように、解体した棟からは大量の古い土が出てきます。私たちはこれをすべて土嚢袋に詰め、屋根から降ろして完全撤去します。この大量の土がなくなるだけで、屋根の重量は劇的に軽くなります。つまり、高額な費用をかけて軽い屋根材に全面葺き替えをしなくても、棟の土を撤去するだけで、屋根全体の重心が下がり、建物の耐震性は確実に向上するのです。
土を撤去した後は、最新の建材を用いて強固な内部構造を再構築します。まず、棟の芯となる部分には、防腐処理が施された真っ直ぐな「貫板(ぬきいた)」を強固に固定します。これが新しい棟の骨格となります。 そして、かつての土の代わりに使用するのが「南蛮漆喰(なんばんしっくい)」です。これはシリコンなどの防水材が練り込まれた現代の特殊素材で、古い土のように水を吸って崩れることがありません。非常に高い防水性と接着力を誇り、瓦をガッチリとホールドします。「完成すれば絶対に見えなくなる部分」にこそ、どのような材料を使い、どれだけの手間をかけるか。ここに一切の妥協を許さないのが、私たちのプロとしての矜持です。
強固な下地と南蛮漆喰の土台が完成したら、いよいよ瓦を元に戻していく仕上げの工程に入ります。しかし、これは単に「元の場所に瓦を置く」という単純なパズルではありません。 築年数が経過した家屋は、目には見えないレベルで必ず屋根の不陸(わずかな沈み込みや歪み)が生じています。工場で作られた規格品の屋根材をただポンと置くだけでは、隙間が生じて再び雨漏りの原因となってしまいます。
ここで真価を発揮するのが、現場で培われた職人の手先の感覚です。設置した南蛮漆喰の角度や量を微調整しながら、一枚一枚の瓦が最も安定し、かつ隙間なく密着するポイントを指先で見極めながら伏せていきます。南蛮漆喰が硬化する前に瓦を押し込むことで、漆喰と瓦がまるで一つのコンクリートの塊のように一体化します。 さらに、被せた冠瓦(一番上の瓦)は、内部に設置した貫板に向かってパッキン付きのステンレスビスで直接打ち込んで強力に固定します。昔の「銅線で縛るだけ」の工法とは異なり、このビス打ち工法を採用することで、昨今激甚化している大型台風の突風や、大地震の強烈な揺れに対しても、瓦が飛散・崩壊するリスクを極限まで抑え込むことができるのです。最新の科学的アプローチと、職人の伝統的な調整技術の融合。これがKチームの施工品質です。
すべての工程を終え、足場の上から見下ろす棟瓦は、一直線に美しく伸び、まるで新築時のように堂々とした姿を取り戻しました。施工前、パサパサの土が露出し、いつ崩れてもおかしくなかった無惨な姿(Before)とは雲泥の差です。
工事完了後、お客様に仕上がりの写真と、修繕の根拠となるデータをお渡ししました。お客様は深く息を吐き出し、こう仰いました。「これでようやく、雨の音に怯えずに夜眠ることができます。120万円のローンを組まされる悪夢から救ってくれて、本当にありがとう」。その時の安堵に満ちた笑顔は、私たち職人にとって何よりの報酬です。 結果として、不要な全葺き替えを回避したことで、費用は当初他社で言われていた金額の数分の一に収まりました。さらに、棟の軽量化によって耐震性への不安もクリアし、お気に入りの和瓦の景観も守ることができたのです。
しかし、屋根工事は「完工したら終わり」ではありません。これから先の何十年という時間、この家が過酷な自然環境に耐え得るか。その真価が問われるのはむしろこれからです。私たちは、地域密着の実利主義の施工店として、売上至上主義の過剰提案は絶対にしません。今回のような正確な数値と事実に基づく施工実績こそが、私たちの何よりの自己紹介だからです。「ここからが、家を守るパートナーとしての本当のお付き合いの始まりです」。何かあればすぐに駆けつけます。安心の屋根の下で、ご家族皆様での新しい生活を存分に楽しんでください。
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