東大阪市で3階建ての戸建て住宅で雨漏り点検のご依頼
今回のお家は3階建ての戸建て住宅です。
数年前に雨漏りが発生し、何度か雨漏り修理を他の業者で行ったそうですが雨漏りが止まらなかったので今回街の屋根やさん八尾店に連絡をしてくださいました。
さっそく現場調査にお伺いし、状況の確認を行いました！
３階建の3階の天井で雨漏りしています。
修理しても雨漏りが止まらないので、ご自身で天井裏を覗けるように点検口を作ったそうです。
点検口から天井裏を確認します。
雨漏りのシミがしっかりと確認できました。
木下地の形状と雨漏りの位置から考えると、寄棟の棟の部分が雨漏りの原因の可能性が高そうです。
雨漏りの位置が確認できたので、屋根に上り屋根の状態を確認します。
寄棟とは屋根の形状のことです。
屋根の形状はたくさん種類があるので、屋根の形状の種類について記載した記事があるので、参考にしてみてください。
あなたの屋根はどの形状
屋根には瓦が施工されていました。
全体的に瓦が割れたり破損している部分はありませんでした。
雨漏りしている場所は家の裏手になるので、そちらまで向かってみると。。。
棟瓦にべったりとシールが施工されてています。
これは間違えた雨漏りの修理方法です。
瓦屋根は本来瓦と瓦の間に隙間があるものです。
隙間を作ることにより通気性をよくしたり、雨水の出口となります。
今回の屋根はその隙間をシールですべて埋めている状態でした。
この修理方法は逆に雨漏りの原因を特定できなくなり、棟瓦をすべて新しくし棟瓦の取り直し工事が必要となります。
この修理方法をしてしまうと、全体にいけません。
シール自体も寿命は短いので一時雨漏りが止まったとしても、またすぐに雨漏りは発生してしまいます。
シールを綺麗に取り除くことはできないので、新しい瓦が必要となります。
棟瓦の取り直し工事について詳しくは下記でご紹介しています。
棟瓦の取り直し工事について
瓦が白い面があります。これは防水塗料です。
今回の瓦は釉薬瓦といい、粘土を使い焼き上げ釉薬というコーティングをした瓦です。イメージで言えば湯吞です。
釉薬瓦は年数が経っても水を吸い込むことがないので、塗装や防水を行う必要はありません。意味のない工事となります。
瓦の種類によってはセメント瓦など塗装が必要なものもあります。
屋根の見分け方とメンテナンス方法
こちらで屋根の種類等確認してみてください。
修理方法は最低限の修理を行うにしても、寄棟の棟瓦の取り直し工事、防水塗料の塗られた瓦の交換の工事が必要となります。
今回は3階建てなので、屋根工事を行う際に部分足場が必要となります。
間違えた修理方法を行ったり、雨漏りを放置してしまうと余計に修理費用が掛かってしまうことがよくあります。
屋根や外壁になにか異変を感じたら、すぐに街の屋根やさん八尾店にご連絡ください！！
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