≪簡単解説≫ 鼻隠し?破風?なにが違うの?


雨風から家を守っている破風・鼻隠し

今回は破風と鼻隠しの違いを話していきます。
内容は
 ・破風の役割
 ・鼻隠しの役割
 ・雨樋が必要な理由
 ・破風と鼻隠しの違い

そもそも破風と鼻隠しとは何かという所から。
ざっくり言うと建物の部位名。屋根を構成しているパーツごとに名前があり「家を守る」ことは同じですが、それぞれ役割が異なり修理やメンテナンス方法も違います。

その中で特に「雨風から家を守る」役割を果たしています。

建物の部位名である破風(はふ)と鼻隠し(はなかくし)。開いた本を反対にしたような形をしている屋根の側面(小口)が鼻隠し、正面からみえる天やはなぎれが破風。
オレンジのところが破風、緑のところが鼻隠しです。
名前に馴染みはなくとも何気なく目にしている部分なんです!

特に破風は「建物の顔」「家の顔」とも言われこだわりを持たれる方もいらっしゃいます。

破風の形状は屋根の形によっても変わりますし、屋根や破風でお家の印象も違ってきます。
こちらの写真は切妻(きりづま)造り・切妻屋根といい開いた本を逆さにした様で三角屋根と言われることもあります。
家の絵でよく描かれるタイプでもあり数種類ある屋根でも最もポピュラーです。

破風の役割

破風(はふ)には「雨風を防ぐ」「火事を防ぐ」大きく2つも役割がある。
では、破風は構造上どのような役割を果たしているのか。
破風の役割は大きく「雨風を防ぐ」「防火」の2つです。

役割① 雨風を防ぐ
「風を破る」と書くように屋根裏や屋根内部に吹き込む風の侵入を防ぎます。
屋根は上から吹き付ける風には強いですが下や横からも雨風には弱い特性があります。
ですので、破風(破風板)をつけ下や横からの雨風を防ぎます。

役割② 防火
万一火事になった場合、下から上に上がってきた炎が窓から上がりすぐに軒まで到達します。
軒の近くには屋根裏があることが多いです。写真のような切妻屋根であれば大抵三角部分に設けてあります。基本は燃えない防火材は使われて居らず、火事の際、もし破風(破風板)がはければすぐ屋根裏に延焼し家全体に燃え広がってしまいます。燃え広がる範囲を小さく抑えるためのにも破風はひと役買っています。

鼻隠しの役割

破風と場所も役割も似ている鼻隠しですが、雨樋の下地の役割を担っています。
家の正面からみた際、真正面にみえる破風に対して側面にみえる部分が鼻隠しです。
屋根を支える垂木(たるき)の切り口を隠すために取り付けます。
また建築用語で軒先や垂木の先端を「鼻先」と呼ぶことに由来して「鼻隠し」と呼ばれています。

基本的には破風と同じ役割をしていますが、鼻隠しは雨樋の下地になる

役割① 雨水による腐食を防ぐ
住宅の基礎となる木材は木口部から水を吸いやすく、吸い込んだ雨水が原因となります腐食します。
木材自体が脆くなるのに加え外から吹き込んだ雨風で屋根破損の危険もあります。
それらを防ぐ役目を担っています。

役割② 耐風性を高める
屋根は下や横からの風に弱く、風を防ぐものがないと台風の時に屋根が飛ぶなど大きな被害が出ることがあります。屋根全体の耐風性を高めるためにも必要なものといえます。

役割③ 見た目を整える
切りっぱなしの木材が外から見えていると家全体のバランスがいまひとつです。
そこで破風同様、鼻隠しをつけることで見た目をよくします。
鼻隠し自体にデザインを施せばグッとデザイン性が向上しお洒落な家になります。

役割④ 雨樋の下地
雨樋(あまどい)とは屋根を伝う雨水をまとめ下水に流す装置で、家の横に屋根あたりから地面に向かって伸びているパイプのような筒のようなものです。元々は上の①防風・②防火の役割が強かったのですが、今は雨樋を設置する際金具を打ち付ける下地となっています。

雨樋が必要な理由

雨樋ってなんだ?家の横にあるパイプのようなもので雨水をスムーズに下水に運ぶ役割をしており、鼻隠しを下地として設置される。
ここで少し雨樋のお話。
「あまどい」とも「とい」ともいい、建物に降った雨水を寄せ集めスムーズに地面の排水口や下水に誘導する役割を担っています。

写真で記しのついているものが雨樋です。
そう、建物の横についているパイプのようなもの。
気にならないといえば気にならないけれど、不要ならない方が全体的にスタイリッシュですね。

雨が降り屋根に落ち排水口や下水と結局流れてたどり着く場所は一緒だし、ない方がすっきりするなら雨樋は必要?と思いますよね。

しかしです。
仮に一般的な切妻造りの場合、屋根の角度が緩やかではないので屋根を滑りそのまま地面に落ちると地面に溝をつくり、できた水溜まりが建物の基礎や縁の下を濡らします。それだけでなく屋根から伝う雨は地面と屋根の高低差もあり勢いがあります。すると一度地面に落ちた水滴が跳ね返り外壁を濡らします。

濡れた外壁や建物基礎は傷みが早く通常より早い段階で補修工事の必要が出てきます。
外壁の耐久性が下がると家の中まで水漏れ・雨漏りをしたり快適ではない住まいになってしまいます。

冒頭でも触れましたが屋根には様々な形状や種類があるので雨樋をつけた方がいいもの、つけなくても問題ないものがあります。ただ今回取り上げた三角屋根のお家の場合は住まいの耐久性を高めるという意味で雨樋をつけた方がいい住宅です。

もちろん雨樋はメリットばかりではなくデメリットもあります。この辺りは別の機会にでも。

破風と鼻隠しの違い

さて、ここまで破風と鼻隠しの役割、雨樋の話もしてきました。
今回の主題だった「破風と鼻隠しの違い」
まとめると・・・
 基本的に ≪ 雨風を防ぎ耐風性を高めている ≫ 点は共通
 異なる点は取付場所。破風は正面、鼻隠しは側面。
 それと鼻隠しは雨樋の下地の役目も果たしている。

シンプルにお話するとこんな感じです。
快適に住むうえで欠かせないパーツですので何か不安な点や気になることがあればお気軽にご相談ください。
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