八尾市築30年の住宅をスレート屋根へ葺き替え工事・施工前と既存セメント瓦解体の様子
2023.11.07
今回は八尾市にてセメント瓦が使用されていた築30年の住宅を、スレート屋根に葺き替え工事を行った事例を紹介していきます。屋根のメンテナンスは一度もしたことがない状態で、既に2階の天井で数箇所雨漏りの跡が発生していました。経年劣化で瓦も何枚も割れていたので、葺き替え工事をご提案し屋根…
八尾市耐震の事を考えて重たい土葺の和瓦から軽量のスレート瓦に葺き替え
最近は和瓦からスレート瓦に葺き替えるのが多くなってきています。昔ながらの銀色が美しい和瓦は、瓦と土葺の重さを合わせると６，０００ｋｇぐらい（３０坪程度のお住まい）の重量が屋根の上に乗っている事になります。日本では大きな地震や台風が増えているので、地震や台風で家が揺れる事を考えると屋根を軽くする事に重点を置く事が一般的になってきました。今回葺き替えさせていただいセメント系スレート瓦は、和瓦に比べて約１／３程度の重さになります。比較的安価で耐熱・耐火に優れた商品ですが、外壁と同じで定期的なメンテナンスとして塗り替えが必要になります。しかし、カラーバリエーションが豊富で好みの屋根色に塗り替えが出来るので、メンテナンス毎に好きな屋根の色にする事が出来ます。他にも鋼板製の軽量瓦などもあるので、お住まいのスタイルに合わせてお選びください。
瓦と土の撤去工事。
勾配の付いた高所ですので、足場に取り付けたリフトを使って荷上げ・荷降ろしをします。勾配の付いた屋根は土ですべりやすくなっているので注意が必要です。
撤去完了。
土嚢袋に土を詰めて瓦・土を降ろしてホコリまでキレイに掃除して撤去工事完了です。瓦を施工する為の野地板も撤去します。
木下地工事。
スレート瓦施工用に構造用合板を使って野地板施工完了。新たに下地を作り直して捻じれにも強い屋根になりました。
ルーフィング（防水シート）施工。
野地板施工後、防水シートを貼っていきます。名前の通り下から重ねて貼り付けた防水シートが、瓦の劣化や割れで瓦の間から雨が浸透しても、野地板など木材が濡れて腐食する事を防いでくれます。
スレート瓦施工。
下から横に並べて打ち付けていきます。その上は半分重ねて打ち付けますが、横にも半分重ねて打ち付けていきます。
施工後。
棟や壁の取り合い部分は、板金を被せて施工。同色にする事によって美しい屋根に仕上がりました。
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